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公的資格、福岡市で来月に講習会 健康被害や損失を予防

全国的に取得者が増えている、発がん物質のアスベスト(石綿)の有無を調べる公的資格「建築物石綿含有建材調査者」の講習が7月、福岡市などで開かれる。石綿の見逃しは深刻な健康被害のほか、建物所有者らに巨額の損失を招いた例もあり、講習運営委員長の名取雄司医師は「石綿の存在を正確に把握することが、発がん防止にも建物所有者にも、大変大切」と受講を呼びかけている。

この資格制度は国土交通省が創設し、都道府県に活用するよう通知している。建設、石綿の分析、除去、解体業のほか、建築行政経験者などに受講資格がある。座学や実地研修など3日間の講習後、試験を経て修了者(資格取得者)が決まる。

講習では、石綿が中皮腫や肺がんの原因となることや、設計図書から石綿の有無を判断する方法などを学び、実地研修は実際の建物で石綿が隠れがちな場所を講師と見て回る。

石綿の見逃しは、経済的な損失にもつながる。東京都の文京区立保育園の1999年の改修工事で石綿が飛散した事故では事後対策などで約1億円かかったが、最初から調査と対策をしていれば費用は約42万円で済んだと報告された。

調査者は、建物解体などの際の事前調査で例示された資格の一つであるほか、国交省は国庫補助の際に調査者の資格を要件化することを検討している。

調査者の講習は昨年1月にはじまり、修了者は4月15日現在、全国で396人に達した。九州での講習は7月16日から、福岡市博多区博多駅前2のリファレンス大博多などで開かれる。申し込み締め切りは7月2日。実施機関の日本環境衛生センター(044・288・4919)のホームページで詳細が見られる。

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